土地探しと設計プランのタイミング
土地探しをしてから設計プランをするべきだとの意見がありますが、理想的なのは同時に進めることです。選んだ土地の種類によって、建てられる物件が大まかに決まってきます。細長い土地を購入し、あとから正方形の家造りをするとなれば土地にムダが生じてしまいます。家は土地に建てるという性質から、土地の形状に合わせる必要があるのです。
土地探しは家造りにおいて非常に大きなウエイトを占めています。家はあとからリフォームして住みにくい箇所を改善できますが、土地は新しく購入するしかありません。土地選びは失敗しても修正ができないので、設計プランを建てるときは十分に詰めておく必要があります。
資金計画を立てるタイミングはどうするべきか
資金計画に関しても土地探し・設計プランと同じタイミングで行うのがいいでしょう。資金を用意する目途が立たなければ家造りはできません。理想の設計プランを立てて、気になる土地が見つかっても、資金がゼロであれば家造りは実現しないわけです。ローンを組むにしても、頭金を求められるケースが多々あります。
注文住宅はマイペースで建築できるのがメリットだと思われがちですが、あまりに時間をかけすぎると思わぬ失敗を招くことがあります。例えば土地探しのタイミングが遅れるだけで、土地選びの選択肢が狭まることがあるのです。自分がよいと考えている土地は他者も狙っていることが少なくありません。家造りを考えている人は自分だけではないのです。焦って家造りを始める必要はありませんが、いたずらに時間をかけすぎるのも避けたいです。
3000万の家とは、住宅建築に掛かる費用が3000万円程度の家です。この予算は、住宅建築に掛かる平均的な価格にあたります。